沖縄は、美しい海や自然、豊かな歴史や文化を持つ魅力的な島です。
これは住んでる人以外にも日本中の人が知っていると思います。
ですがぼくは移住してきて、沖縄の伝統工芸や民芸品は、沖縄の風土や暮らし、感性や技術が生み出した芸術品に感動をおぼえました。
そこで今回は、沖縄の伝統工芸や民芸品の中から、特におすすめのものを厳選してご紹介します。
沖縄の伝統工芸や民芸品①久米島紬
まずは、沖縄を代表する織物である久米島紬(くめじまつむぎ)になります。
久米島紬は、沖縄県久米島町で作られる麻織物で、琉球藍で染めた素朴で深い色調が特徴です。
久米島紬は、図案の選定から染色、製織まで全て手作業で行われるため、一枚一枚に個性があります。また、久米島紬は泥染めという技法を用いており、泥に含まれる鉄分が染料と反応して色が定着するといった仕組みです。
このため、久米島紬は日光に強く色あせしにくいという特徴も持ちます。久米島紬は、国の重要無形文化財に指定されており、日本の伝統工芸品として高く評価されています。
日光に強く色褪せしにくい、というのはまさに年中日差しの強い沖縄ならではですよね。はじめて見たときは美しさとともにどこか琉球らしさも感じたことを覚えています。
沖縄の伝統工芸や民芸品②三線(さんしん)
次に、沖縄の伝統的な楽器である三線(さんしん)です。
お恥ずかしながら、最初はしゃみせんって呼んでました…笑
三線は、14世紀末頃に中国から伝わった楽器が原型となっており、15世紀頃に琉球王国で発展したとされます。三線は、胴部分が蛇皮で覆われた木製の器具であり、3本の弦を指板に押さえながらばちで弾きます。
三線は、組踊(くみおどり)や民謡などの伝統芸能だけでなく、ポップスやロックなどの現代音楽でも用いられる多様性のある楽器です。
有名どころでいえばBEGINですね。
他にも沖縄出身のバンドやアーティストの楽曲、最近ではラッパーの楽曲にも三線の音色が聞こえるモノが数多くあります。
三線は、沖縄県那覇市などで主に生産されており、素材や形や大きさなどによって音色や価格も異なります。
ぼくがよく行く近所のごはん屋さんでも三線が置いてあるんですが、その三線は20万円以上するみたいです。最初は気軽に借りて練習していたんですが、値段を聞いてから気軽に触れなくなりました…笑
沖縄の伝統工芸や民芸品③琉球漆器
最後に、沖縄の伝統的な漆器である琉球漆器(りゅうきゅうしっき)です。
琉球漆器は、14世紀頃に中国から伝来した漆器の技法を取り入れて発展したものであり、その技術と芸術性は海外でも高く評価されています。
琉球漆器の特徴は、加飾技法が豊富であることです。琉球漆器には、金箔や貝殻などを貼り付けた「堆錦(ついきん)」、漆を塗ってから彫刻した「蒔絵(まきえ)」、漆を塗ってから研いだ「朱塗(しゅぬり)」など、様々な技法が用いられています。
琉球漆器は、沖縄県那覇市周辺で生産されており、食器や茶道具、装飾品など多種多様な製品があります。
沖縄県内の飲食店で使ってるところは多いので、ごはんの味だけではなく『このお店はどんな器、食器を使って料理を提供してるんだろー』というような観点を持てば楽しみも広がるのでおすすめです。
まとめ
以上、沖縄の伝統工芸や民芸品を厳選してご紹介しました。
沖縄の伝統工芸や民芸品は、沖縄の歴史や文化、自然や暮らしを感じることができる素晴らしいものです。ぜひ、沖縄に訪れた際には、その魅力に触れてみてください。
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